「猫が網戸で爪とぎをする」
「猫が網戸をよじ登って穴が開いた」
「猫が網戸を開ける」
猫を飼っていればよくある問題だと思います。
これが人様の猫の話なら可愛らしいです済みますが、我が家の猫となると話は別です。網戸に穴が開けばそこから害虫が入ることもあるし、最悪、網戸を破って猫が外へ出てしまうかもしません。
そんなことにならないよう、今回は猫の網戸対策をご紹介します。
猫が網戸をひっかく！穴が開いて困るときの対策方法はこれ！
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猫を網戸から遠ざけるのは無理
室内で猫を飼っているとわかるのですが、猫は窓が大好きです。我が家の猫もいつも窓から外を見ています。
本当なら窓を開けて換気をしたいのですが、猫が網戸をひっかいたり、開けてしまうから窓は開けられません。かと言って、猫を無理やり窓から遠ざけるのもかわいそうです。
猫にとって外を見るのはストレス発散の一つですからね。健康面から考えても網戸を守るために猫を窓から遠ざけることは避けるべきです。そこで猫を網戸から遠ざけずに窓を開ける方法を見つけました。それがこの二つのアイテムを使った方法です。
ペット用網戸と網戸ロックです。これらを使って破られず開けれない網戸にしてしまおうという作戦です。
ステップ１. まずはペット用網戸で破られにくくする！
ペット用網戸とは、簡単に言うとひっかいても破れにくい素材でできた網戸です。
今回は、ダイオのペットディフェンスというペット用網戸を使用します。これは細いワイヤーで編んだ網戸ではなく、ゴムっぽい素材で合成された網戸になっています。注意点として、破られないではなく、破られにくい網戸です。あなたの家の猫ちゃんがかなりのパワーを持っていたら破られるかもしれません…
とにかく、ペットディフェンスで破られにくい網戸を作ります。破られなければとりあえず虫が入ったり猫が勝手に室外へ出る心配が減ります。これだけでもかなりのメリットです。
ペットディフェンスは一般的な網戸と違うのか？
先にも述べたようにペットディフェンスはゴムっぽい素材で出来ているので一般的な網戸よりも繊維が太いです。そうなると風通しや視界が悪くなるのではないかという懸念があります。
実際に網戸を張り替え、前後の視界を比べてみました。左が張り替え前、右が張り替え後です。繊維が太いので若干視界は悪くなります。しかし、光を遮って暗くなるレベルではありません。
設置したところ風通しは特に気になりません。風は問題なく通すので網戸としての役割は十分に果たしてくれます。
ペットディフェンスの値段は？
値段は一般的な網戸よりも高いです。量販店で買うと１ロール「91cmx195cm」で約2000円ほどします。
施工する網戸の数や大きさにもよりますが、外やベランダに繋がる掃き出し窓では１ロールまるごと必要になります。窓１枚に対して2000円と計算してよいと思います。
一般的な網戸よりも高額ですが、すぐに破られて張り替えを繰り返すことに比べたら、ペット用網戸にして張り替え回数を減らした方が経済的にも得だと思います。
設置の難易度は？
一般的な網戸の張り替えと全く同じです。経験があるなら問題なく設置できるでしょう。
網戸の張り替え自体、そんなに難しい作業ではないので、過去に経験がなくても難しくはないでしょう。
正直、私も網戸の張り替えは今回が初めてでした。慣れない作業で時間はかかりましたが特に困ることもなくスムーズに張り替えをすることができました。
張り替え時の注意点
張り替え時の注意点が１つあります。それは、猫が引っ掻いたり押したりすることを前提として網戸を張り替えてください。どういうことかと言うと、網戸の張りが緩かったり、網戸ゴムの押さえつけが弱いと猫が押して網を枠から外してしまう可能性があるということです。
このペットディフェンスは、普段使用する網戸ゴムよりも少し小さい網戸ゴムで張るよう注意書きがあります。
我が家の網戸ゴムは4.5mmだったので１つ小さい3.5mmで張り替えました。すると次の日、我が家の猫は押せば網戸が緩むことを発見したらしく、網戸を枠から外してしまいました。私も試しに指で押してみたら簡単に網戸が外れてしまいました。
後日、4.5mmの網戸ゴムで張りを強くして再度張り替えました。今度は指で強く押しても外れません。そうしてからは現在までは網戸は破られていません。
張り替える時は、指で強く押しても緩まないくらい張りを強くしてしてください。指で押したらズレるようならゴムのサイズを変えて簡単に枠から網が外れないようにしましょう。
ステップ２. 網戸ロックで開けられない網戸にする！
網戸ができたら次は網戸ロックで開けれない網戸にします。網戸ロックとは、幼児が勝手に網戸を開けてしまうのを防ぐためのアイテムです。
写真はダイソーで100円で買ったものです。これを使って網戸を開かなくします。
我が家の猫は器用に網戸を開けてベランダに出てしまいます。開けても当然閉めてくれません。これでは虫が家に入りたい放題です。それは困るので自力で開けられないようにしてしまいます。
網戸ロックは構造が大事
猫は２歳児程度の知能があると言われています。２歳児というと想像以上に賢いです。簡単な仕組みの網戸ロックは解除される可能性があるので注意が必要です。
と言いつつも、我が家の掃き出し窓の網戸ロックは倒してロックをかけるタイプの物を使っています。
写真のような物です。これで破られるか実験中です。今のところ我が家の猫は網戸ロックの存在に気づいていない、または仕組みを理解していないので機能していますが、いつ破られるかと少しドキドキしています…
網戸ロックはどこで買える？
網戸ロックは100均で買えます。ただ、100均だと仕組みが単純であったり、使い勝手が悪い可能性があるので注意が必要です。
その他では、ベビー用品として販売しているところもあるでしょう。また、簡易的な防犯対策にもなるのでホームセンターでも売っているかもしれません。
網戸ロックの値段は？
値段はピンキリですが数百円で買えます。
写真右の網戸ロックは倒すタイプの物です。２個で100円でした。
そして先にも紹介した写真左は引っ掛けるタイプのものです。こちらもダイソーで２個100円です。
使いやすい網戸ロックはどのタイプ？
我が家では吐き出し窓では倒すタイプ、小窓では引っ掛けるタイプを使っています。
どちらが使いやすいかというと倒すタイプです。理由は２つあります。
1. 簡単にロックできる。
倒すタイプは、文字通り倒せばロックがかかります。引っ掛けるタイプは、小さな隙間に金具を引っ掛けないといけません。そして、網戸ロックは当然網戸の左右の端に着きます。するとこんな感じになります。
見ても分かると思いますがこのわずかな隙間に指を入れて金具を引っ掛けないといけないのです。これがなかなか難しいのです。その点、起こすタイプは、起こすだけなので何も苦もなくロックができます。
2. 起こすタイプは取り付けが楽
ダイソーの引っ掛けるタイプの網戸ロックは以下のような構造になっています。
右上の絵を見るとわかると思うのですが、起こした金具をひっかけるためにはみ出して起こさないといけません。つまり、端にピッタリ付けるとロックができなくなります。この結果、ロックをしても少し窓がガタつきます。
先にも書きましたが、猫が開けようとする前提で設置しないといけません。取り付け位置が悪いとロック中に窓を開けようとされた時、網戸が少し開いてしまいます。わずかな隙間でも開いたまま放置されると害虫が家に侵入する可能性が出てきます。
ロックもできて、且つ網戸を開こうとしても隙間が出来ない。この絶妙な位置へ取り付けるのが難しいのです。
その点、起こすタイプは端に付けても問題なくロックできます。ガタつきもありません。だから、個人的には起こすタイプの網戸ロックをオススメします。
網戸対策をした結果は？
網戸対策をした結果、我が家ではどんな時でも猫を気にせず窓が開けられるようになりました。今までは換気ができず、部屋に熱や臭いが籠りがちでしたが、その問題は解消できたと思います。
換気ができると空気の入れ替えだけでなく室温の調整もできるので冷房代の節約にもなります。網戸を変えるだけで電気代の節約もできるのです。
我が家の猫もかなり快適そうです。風通しの良くなった窓のそばでよく昼寝をしています。今の所、網戸を開けることもありません。
こんなに簡単にできるなら早くやっておけば良かったというのが正直な感想です。やっぱり何でも面倒くさがってはいけませんね。
室内飼いの猫は制限された空間で生活しています。そんな中、少しでもストレスを軽減するためにも網戸対策はする価値はあると思います。窓が開ければ外の音も聞こえます。猫のストレス軽減にもとても効果的だと思います。網戸対策でお悩みなら是非一度試してみてください。
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網戸ロックは引っかけて固定するだと簡単に解除されません。設置の問題はありますが安心感で選ぶならオススメです。
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