猫の爪切りは色々な種類があります。
しかし、種類が多い故に良いものと悪いものがあります。
猫用の爪切りは、物が悪いと猫が必要以上に爪切りを嫌がってしまいます。今回は、猫用の爪切りの選び方とオススメの爪切りをご紹介します。
猫の爪切りはどんな種類があるの?
猫用の爪切りには、ハサミタイプ、ギロチンタイプがあります。
それぞれに特徴があり、使いやすさも違ってきます。
ハサミタイプの爪切りの特徴
ハサミタイプは、紙切りバサミと仕組みは同じです。
刃が交差する部分から力が横に入っていき、爪を切ります。操作は簡単ですが、力が支点から横向きに加わるので刃の当たる場所が悪かったり、固い爪だと割れてしまう可能性があります。
ギロチンタイプの特徴
ギロチンタイプは、切り口がギロンチンみたいに丸い穴になっています。その穴の中に爪を入れて切る爪切りです。言葉通りギロチンのイメージです。
この爪切りは、ハサミタイプよりも爪を刃に当てるのが難しいです。ただ、切るときはハサミタイプとは違い、刃がまっすぐ爪に向かうので、力が爪全体に均一に行き渡ります。
力が均一に加わる分、簡単に切れるし爪が割れる事も少なくなります。固い爪でも切りやすいです。
獣医師さんもギロチンタイプを使うことが多いそうです。
どっちの爪切りがいいの?
どちらの爪切りも一長一短です。
個人的な見解としては子猫のうちはハサミタイプ、大人になったらギロンチンタイプがオススメです。
子猫のうちは、爪が柔らかいので切れ味はそんなになくても大丈夫です。それよりも、爪が小さいので深爪の方が心配になります。そのため、子猫のうちは刃を当てやすいハサミタイプが良いです。
大人になると特に後ろ足の爪が固くなります。そうなるとハサミタイプでは切るのが大変なので、切りやすさを重視してギロチンタイプが良いと思います。
オススメの爪切りは?
個人的にオススメの爪切りは「Zan」という爪切りです。
こちらの爪切りになります。
箱の後ろ側はこんな感じになっています。
Zanには、ギロチンタイプとピコックタイプと呼ばれる物があります。その中でも私がオススメするのは、ピコックタイプの方です。
このピコックタイプとはギロチンタイプの亜種です。基本的な構造はギロチンタイプと同じですが、刃が写真のように鳥の口みたいな形をしています。
この形のおかげで、ハサミタイプの良さとギロチンタイプの良さを両方兼ね揃えた爪切りになるのです。
Zanの特徴とは?
Zanは、ハサミのように二本の指で切る形ではなく、写真のように、手全部を使って握る形の爪切りになります。
写真からもわかるように、ピコックタイプは、穴に爪を通す必要が無いので、ハサミタイプのように簡単に爪を刃に当てることができます。
そして、柄を握ることで鳥の口が閉まるように刃が交わり爪が切れるのです。
切る仕組みはギロチンタイプと同じなので、均一に力を加えることができます。つまり、爪が割れることが少なくなるのです。
Zanのメリットとは?
私が使って感じたZanピコックタイプのメリットをご紹介します。
#1.力が入れやすい構造
Zanは、先にも述べたように、手をギュッと握るようにして爪を切ります。そのため、力を入れやすい構造になっています。
ハサミタイプよりも簡単に力を加えることができます。
固い爪は力が入らないとスパッと爪が切れませんからね。この力が入るというのはとても大事なポイントです。
#2.爪に当てやすい
Zanのピコックタイプは、刃先が鳥の口のようになっているので、ハサミのように刃を簡単に当てることができます。
爪を穴に通さないといけないギロチンタイプよりも刃が当てやすく、切りやすい構造になっています。
我が家の猫のように爪切りが嫌いで暴れる猫は、刃を爪に当てるだけでも大変です。刃を当てやすければ、迅速で簡単に爪を切ることができます。
暴れる猫の爪を切るには、素早さが大事ですからね。簡単に刃に爪を当てれるのはとても嬉しいですよね。
#3.切れ味が良い
そしてもう一つの特徴が切れ味です。
切れ味が悪いと、固い爪を切るのに力が必要であったり、切ったつもりが、切り口から爪が割れてしまうこともあります。
この爪切りは切れ味が良いので固い爪を割ることなく簡単に切ることができます。
Zanのデメリットとは?
さて、メリットばかり書きましたが、デメリットももちろんあります。
#1.値段が高い
値段はかなり高めです。
猫用の爪切りは1000円もあれば専用のものは買えます。こだわりがなければ100均でも買えてしまいます。そんな中、この爪切りは2500円近く必要です。
#2.安全装置が無い
猫の爪切りは、深爪をしないように写真のような安全装置が付いているものもあります。
しかし、この爪切りはそれが付いていません。安全装置付きの爪切りで慣れているのなら、最初は深爪の恐怖があるかもしれません。
#3.操作に戸惑うことも?
あなたが今、ハサミタイプの爪切りを常用しているのなら、握って爪を切るという構造に慣れるまでは使い方に戸惑うかもしれません。ギロチンタイプを使っているなら違和感はないでしょう。
Zanを使ってみて思ったこと
最後に、私が実際にZanを使った感想をご紹介します。
私は、この爪切りにする前は、ハサミタイプの爪切りを使っていました。
その時は、我が家の猫は後ろ足の爪が固すぎて、切る度に爪が割れていました。また、後ろ足の爪は、切るのにかなり力が必要でした。そのため、たぶん切る度に痛かったのでしょう。爪を一本切るたびに逃げる、噛み付くと暴れて困っていました。
そんなときに見つけたのがこの爪切りだったのですが、お世辞抜きな感想として、かなり満足のいくものでした。
切れ味はよかった
切れ味は確かにすごく良いです。前足の爪はそんなに固くないのでハサミタイプとの違いはほとんど感じられません。でも、後ろ足の爪を切る時は明らかに違いました。
切れ味が良いというと、豆腐を切るようにスパッと切れそうなイメージですが、もちろんそんなことはありません。
猫の後ろ足の爪は堅いのでそれなりに力は要ります。でも、かなりスムーズに切れます。
後ろ足は、一本切るたびに暴れたうちの猫なのですが、Zanで後ろ足の爪を切った時は、前足の時と同じように大人しくしてくれたのです。
切れ味がよかったので痛みがなかったのだと思います。もちろん爪も割れていませんでした。切り口もとてもキレイで、本当にこれはビックリしました。
ハサミタイプから移行するも、違和感なく使えた
あなたが、爪切りの交換を考えているなら、もう1つ気になるところは、ハサミタイプを使ってからピコックタイプは使えるのかというところだと思います。
これに関しては、私は全く違和感がありませんでした。
Zanピコックタイプは、ギロチンタイプの爪切りと違い、爪に刃を当てやすいです。刃を当てることができればあとは柄をギュッと握れば切れるので操作はかなり楽です。握るタイプなので力も入れやすく、むしろハサミよりも切りやすいです。
慣れるまでは深爪の怖さはある
唯一、私が使って不安を感じたのは深爪です。
私は、以前は安全装置が付いている爪切りを使っていました。安全装置があれば、適当に切っても、安全装置のおかげで深爪する心配はさほどありませんでした。でも、Zanは安全装置が無いので、ちゃんと爪を見て切らないと、一気に血管まで切ってしまう恐れもあります。
最初はその点だけは怖かったです。出来れば安全装置付きの物も作ってほしいです…
でも、最近は操作になれました。操作に慣れれば、安全装置がある爪切りよりも爪が見易いです。今ではさして恐怖も無く切れます。
Zanを買ってよかった?
最後に、この爪切りは買ってよかったのかというと、個人的にはとても良かったと思っています。
確かに値段は2500円と高額ですが、爪切りが楽になることを考えれば安いものです。また、爪が割れない、爪切りが迅速にできるということで、猫の安全のためにも良いです。
どの爪切りにしようか困っている、爪が割れて困っているというのなら、一度試してみるといいですよ。
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補足
Zanピコックタイプをいろいろな店舗で探したのですが、私は見つけることができませんでした。ギロンチンタイプは見つけたのですが…
ギロチンタイプの値段は、店舗でもネット上の送料込みの値段と変わりませんでした。
お店もネットで仕入れているんですかね…?
メール便にすれば送料が安い分、もしかしたら店舗よりもお得なのかもしれませんね!
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