猫を飼うため初期費用を概算してみた。何がいくらするのか?

猫を飼うため初期費用を概算してみた。何がいくらするのか?

これから猫を飼う予定なら、猫を受け入れる時にいくら必要になるのか知ることは重要です。今回は猫を飼い始める時に必要な経費について私の経験を基にご紹介します。

猫を飼うことを決めたなら、まずは猫を受け入れる準備をする必要があります。最近では外猫にすることはあまり無いと思いますが、外猫か家猫かで必要なものも変わってきます。我が家の猫は家猫なので今回は家猫を基準に書いていきます。

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トイレは絶対に必要!

まずはトイレが必要です。猫は砂の上でトイレをします。そのため猫砂とそれを入れる器が必要になります。

数は家の広さにもよりますが、二階建ての戸建住宅なら各フロアに1つ、計2つは最低ほしいところです。

トイレの器はいくらする?

我が家では一階はシステムトイレ、二階は紙砂のトイレを使っています。

システムトイレはいくらするの?

システムトイレとは、底が網目状になっていておしっこを下に敷いたトイレシートで吸収させるタイプのトイレです。

これは基本的に値段が高く、器だけで約3千円くらいします。ただ、ユニチャームのデオトイレはシステムトイレの中でも激安で、1つ千円程度で買えます。システムトイレは、臭いも少なく、使い方次第ではランニングコストも安く済むので我が家ではシステムトイレを使っています

紙砂用のトイレはいくらするの?

紙砂用のトイレは安いもので5百円くらいで買えます。子猫のうちはダイソーの食器用の水切りで代用することもできます。これなら300円です。少しでも安く済ませたいならオススメです。

トイレには猫砂も必要

トイレには猫砂も必要です。猫砂は、システムトイレとその他で物が違います。

システムトイレの猫砂はいくらするの?

システムの猫砂は、専用の物を使わなければいけません。そのため紙砂よりも割高です。一袋で約1000円ほど必要で、約1ヶ月程度使えます。

我が家では、少しでもランニングコストを安くしたかったので、システムトイレの猫砂としてホワイトペレットを使っています。こんな感じの猫砂です。

これは10kgで千円くらいの木製の猫砂です。かなりコストパフォーマンスが良く、10kgで3ヶ月くらいは使えます。使い勝手や詳し買い方なとはこちらで紹介していますので参考にしてください。

どれが一番安心?猫トイレ用ホワイトペレットのメリットとデメリット

紙砂の猫砂はいくらするの?

紙砂用トイレの猫砂はペットショップやホームセンターで売っています。これは安いもので一袋1.6リットルで千円くらいです。一袋で約1〜2週間は使えます。紙砂はおしっこをすると青くなって丸く固まるのでとてもわかりやすく使い勝手が良いです。

ご飯の器は必須

次にご飯を入れる食器が必要になります。

食器の値段は?

猫の食器はペットショップに行けば売っていますが1つ千円くらいします。かなり割高です。何でもそうですが、かわいい物や専用品はかなり高額です。

ただ、これは完全に猫に小判です。こだわりが無いなら100均のお皿で充分でしょう。我が家ではほとんどがダイソーの食器です。我が家の猫はこれでも十分に満足してくれています。

数は1つでは足りない!

数は5〜6個はあった方が便利ですが、これは洗い物を楽にするためです。水とご飯で最低でも一食につき2つは食器が必要になります。水は一日中置いておく必要があることも考えると5〜6個の食器を使いまわした方がまとめ洗いができて楽になります。

食器の種類は、子猫のうちは底が深いとご飯が食べにくいので浅めの方が良いです。大きくなってきたら逆にこぼさないように深くて大きなお皿の方が使い勝手が良くなります。これらは全部ダイソーで売っています!

ご飯の値段は?

ご飯ももちろん必要になります。ご飯も値段はピンキリです。安いと5キロで千円くらいの物もあります。また、カナガンのように人が食べれるほどの高品質な物だと1.6キロで5000円くらいします。

あまり安いものだと何が入っているかわからないため、将来的に病気のリスクが高まります。これは猫にとってもあなたの財布にとってもマイナスです。

我が家ではナチュラルチョイスを与えています。こちらはネットで買うと2キロで2300円程度です。素材は悪すぎることもなく手頃なフードです。


ナチュラルチョイス 室内猫用 アダルト チキン 2kg ニュートロ Nutro 関東当日便

猫は嫌いなご飯は絶対食べない!

猫は好みにうるさく、嫌いなご飯は全く食べません。これから猫を飼うのであれば、好みを探るためにもまずは少量で買うことをオススメします。ナチュラルチョイスは、少量なら500gで800円程度で買えます。

意外と知らない必須品、キャリーバッグ

猫を飼うならお出かけ用にキャリーバッグも必要です。どこに出かけるの?と思うかもしれませんが、病院へ頻繁に通います。基本的に、動物病院は、犬はリードでも怒られませんが猫は機敏で暴れやすいのでキャリーバッグに入れてくださいと言われます。そのため猫を飼うならキャリーバッグは必須です。

キャリーバッグの値段は?

値段はご飯と同じくピンキリなのですが、個人的には多少値段が高くても、横から入れるタイプの大きめサイズを買った方が良いと思います。これは値段は6000円くらいします。


キャンピングキャリー ダブルドアタイプ Mサイズ 日本製 猫用ハードキャリー ねこ用キャリーバッグ ネコ用キャリーケース 犬用にも使えるペットキャリー&ペットバッグ

こんな感じのバッグです。理由は、横から入るタイプのキャリーバッグは、家の中では猫の寝床の1つにできるからです。猫は暗くて狭い所を好みます。おそらく迎え入れた初日などは、居場所が無くてかなり不安がります。そんな時にキャリーバッグを置いておけばそこに隠れることができるのです。サイズが大きい方が良い理由は、将来、大きくなった時に窮屈にならないようにするためです。

キャリーバッグに慣れると、お出かけの時にバッグに入るのを嫌がることも少なくなります。我が家では蓋を開いて上から入れるタイプの物を買ってしまったので病院へ出かけるたびに猫が暴れてしまいます…
できるなら小さい頃から横から入れる物で慣れさせてあげた方が良いでしょう。

ケージはあった方がよい?

次に、あなたが留守中に猫を室内で放し飼いにしないならケージが必要になります。猫をケージに閉じ込めるのは賛否両論ありますが、我が家はケージを使っています。理由は誤飲が多いからです。家にあるものを何でも食べてしまうので猫の安全のためにも留守中はケージに入ってもらっています。

ケージはどんなものがよくていくらするの?

ケージを活用するならできるだけ背が高く大きな物を選びましょう。そうしないと猫がストレスを感じてしまいます。我が家ではこのケージを使っています。

アイリスケージ PEC-903 全体像

このケージについてはこちらで詳しく紹介しています。

アイリスオーヤマ ペットケージ(PEC-903 )これなら一生使える!

ケージは背の高い大きな物だと安くて1万5千円円くらい、高ければ3万円くらい必要です。

爪研ぎも必須用品

爪研ぎがないと至る所で爪研ぎをされる恐れがあります。家に来た最初のうちにしつけておかないとあとから場所を変更するのは猫にとってもストレスです。初めから用意しておきましょう。

爪研ぎはいくらするの?

爪研ぎは、ダンボールの物ならホームセンターで3つで500円くらいで売っています。猫が爪研ぎを噛みちぎるようなら爪とぎを入れるケースも売っています。これは2000円くらいです。これを使えば爪研ぎが破壊されるのを防ぐことができます。

爪研ぎは色々な素材の物があります。ダンボール以外は基本的に高いです。猫はワガママなので爪研ぎも気に入った物でないと使ってくれません。最初は安い物で様子を見た方が良いでしょう。

猫の寝床になるベッドも必須

最後に猫のベッドが必要になります。ペットショップで選ぶと安くて3千円くらい、高いものだと5千円以上するものもあります。ホームセンターなら安い物も売っていて、1000円程度で買える物もあります。

後から必要になる物もある

他にはキャットタワー、爪切り、猫のおもちゃなどありますが、これらはあとからでも大丈夫です。まず受け入れるだけなら最低でも先に書いた物だけは準備しておきましょう。

猫を受け入れるにはいくら必要なのか?

さて、これだけの物を集めると合計でいくらになるでしょうか?

▪️トイレ
【システムトイレ】

器 1000円
猫砂 1000円
トイレシート 1000円
【紙砂のトイレ】
器 500円
猫砂 1000円

▪️食器
陶器の食器 100円(×6)

▪️ご飯
ナチュラルチョイス 2300円

▪️キャリーバッグ
横から入る物 6000円

▪️ケージ
三段のケージ 15000円

▪️爪研ぎ
ダンボール式三個入り 500円

▪️ベッド
ホームセンターの安い物 1000円

一覧にすると猫を飼うには始めに揃えて置かなければいけない必要な物がたくさんあることが分かると思います。概算で見積もって2万9000円くらい必要です。

月々では更に必要

これはあくまで初期費用で、これから猫を飼うのならこれ以外にも食費や病院代など毎月必要な経費もあります。猫を飼うというならそれなりの出費を払う覚悟を持たないといけません。

猫は犬に比べて圧倒的に野良化している割合が高い動物です。その1つの理由は、お金が必要になることを把握せずに買い始めてしまい、養うことができなかったということもあると思います。そんなことにならないためにも猫を飼う前に必要なお金は絶対に把握しておいてくださいね。

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