どれが一番安心?猫トイレ用ホワイトペレットのメリットとデメリット

どれが一番安心?猫トイレ用ホワイトペレットのメリットとデメリット

猫を飼い始めたばかりなら一度は悩まされるトイレの臭い。

前回、「格安な猫トイレの臭い対策法、これなら長時間の外出後も臭わない!」でもお話しましたが、猫トイレの臭い対策にはシステムトイレがオススメです。

今回はそのシステムトイレで猫砂として使用するホワイトペレットについてです。私は、システムトイレとホワイトペレットで猫のトイレの臭いが解消できました。猫のトイレの臭いに悩まされているならぜひ参考にしてください。

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ホワイトペレットとは?

ホワイトペレットとは、木の屑を圧縮して小さく固めたもので、本来はペレットストーブの燃料として使われています。猫砂としても使うこともでき、これが猫トイレの臭い対策にはうってつけのアイテムです。


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紙の砂に比べれば粒は大き目です。
猫トレイに入れると見た目はこんな感じになります。

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ホワイトペレットのメリットとは?

ホワイトペレットを猫砂として使うとデメリットもありますが、それ以上にメリットがあります。

私が色々な猫砂を試した中で感じたホワイトペレットのメリットは以下の通りです。

#1.ホワイトペレットは誤飲しても大丈夫?

紙の猫砂は、水に触れると膨らむ性質があります。そのため、猫が誤飲するとお腹の中で膨張して腸閉塞の可能性があると聞いたことがあります。うちの猫も紙の猫砂を使っていた頃は、よく紙の猫砂を口に入れて危険だと思っていました。

しかし、ホワイトペレットは、水に触れると砕けて粉々になります。
仮に誤飲してしまったとしても、お腹の中で膨らむことはなく、粉々になるので腸閉塞の危険性は紙の猫砂に比べると少なくなります。元々天然の木材で出来ているので飲み込んだとしても安心感もありますよね。

#2.ホワイトペレットはトイレで流せる?

ホワイトペレットはトイレでは流せません。
しかし、水に触れると粉々になるという特徴から少量であれば流してしまっても問題ないと思います。

私はウンチをゴミ袋に取るのが面倒になると少量のホワイトペレットをトイレに流してしまいますが、それでトイレがつまったことはありません。しかし、本来は流してはダメな物ですので、流すときは自己責任でお願いしますね(^^;

#3.ホワイトペレットは清潔感がある

ホワイトペレットはそれ自体に尿の吸収力はないので、システムトイレで使用するのが前提になります。システムトイレは、すのこを通して尿が下に落ちる構造になっているので、基本的に尿は下のペットシートで受けることになります。

この時、問題になるのがすのこがおしっこで汚れてしまうことです。システムトイレでよく使われるシリカゲルの猫砂は、おしっこを吸収しないので、猫がおしっこをすると、猫砂が汚れたままになり清潔感に欠けます。

しかし、ホワイトペレットはおしっこに触れると、そのペレットは粉々になってすのこの下に落ちるので、おしっこが付いたペレットがほとんどトイレに残らないのです。

猫ってトイレの中でくつろいだりしませんか?
汚いトイレでくつろぐのも可哀そうだし、その足で家の中を歩き回られても困りますよね(^^;

ホワイトペレットならトイレも汚れず、トイレを歩き回った足も汚れなくて済むのです。

#4.長時間の外出でも大丈夫

猫はきれい好きな動物です。トイレをきれいにしておかないと粗相をする可能性もあります。あなたが共働きで家族全員が長時間外出するなら、猫のトイレ掃除ができないまま長時間放置することになってしまいます。

しかし、ホワイトペレットなら先に書いたように、清潔感が保てるので長時間の外出でも安心です。私の家は共働きなので、日中は家にいないのですが、帰ってきた後でもトイレはきれいなままです。もちろんウンチをした箇所は汚れますが、長時間の外出から帰ってもおしっこの形跡は分からないくらいです。

#5.ホワイトペレットは手間要らず

ホワイトペレットにすれば、トイレの処理が格段に楽になります。

ウンチに関しては、その都度処理をするのが理想なのですが、おしっこに関しては長時間放置してもトイレが汚れないので、1日1回ペットシートの交換をするだけで大丈夫です。

私たち家族は、家にいるときは、ウンチをしたらすぐに処理をしますが、おしっこは全く無視です。今まではおしっこをするたびにトイレの処理をしていましたが、その手間がなくなってかなり楽になりました。もちろん臭いも出ないので安心です。

#6.ホワイトペレットは安い

猫砂のランニングコストは馬鹿になりませんよね。月単位で見ても、千円以上になることもあります。しかし、ホワイトペレットはおしっこをしてもほとんど猫砂が減らないのでコストパフォーマンスが驚くほど高いです。

私は、10キロのペレットを650円程度で買ったのですが、2ヶ月ほどしても半分も使っていません。ペットシートも毎日変えていますが、ホームセンターで買った180枚1300円適度の物なので、1日辺り7.2円です。経済的にも優しいのは嬉しいですよね。

ホワイトペレットのデメリットは?

さて、メリットだけでなく、やはりデメリットも述べておかないといけませんよね。ホワイトペレットにはもちろんデメリットもあります。私が感じたデメリットは以下の通りです。

#1.猫砂を変えて使ってくれるか?

ホワイトペレットは、紙の猫砂に比べて重いです。紙の猫砂に慣れた猫が使ってくれるかどうかの問題があります。

また、木からできているのでそれ自体に木材の匂いがあります。猫がこの臭いを嫌って使わないかもしれないという問題もあります。あなた自身も木の匂いが嫌いならホワイトペレットを使うとトイレの匂いが気になるかもしれません。

#2.ネットでしか買えない

私はホワイトペレットがペットショップやホームセンターで売っているのを見たことがありません。基本的に買うときはネットで買うことになります。

ネットだと、配送してくれるというメリットはありますが、あなたがネットでの買い物が嫌いなら、これはデメリットになりそうです。

#3.ホワイトペレットは燃えやすい

ホワイトペレットは、もともとペレットストーブの燃料なので可燃物です。火気のある場所では絶対に使用しないでください。

猫は火を嫌うので、基本的に猫トイレを火気のそばに置くことはないと思いますが、薪ストーブがあったり、室内でタバコを吸うときは注意してください。

猫がトイレをひっかきまわして、ペレットがトイレの付近に散乱することもあると思うので、火気はとくに気をつけてください。

#4.ホワイトペレットのセシウム問題

これは特に重要な問題です。
ホワイトペレットとネットで検索すると、なぜかセシウムという言葉が見つかります。

これは、一部のホワイトペレットがロシアなど北の方から採れた木材で作っていて、セシウムが検出されることがあるからです。

でも、勘違いしないでほしいのは、セシウムを含むものもあるけど、全てが含んでいるわけではありません。買うときには、セシウムを含んだホワイトペレットを買わないように気を付けないといけないということです。

どんなホワイトペレットが良いのか?

さて、メリット、デメリットの次は、どんなホワイトペレットが良いかです。

先ほども書いたように、ホワイトペレットはセシウムを含むものもあるので、買うときは注意が必要です。でも、どんなものがセシウムが出るのかなんてわかりませんよね。

外国産だとよく分からないのセシウムが出そうで怖い。私はそう考えて完全に国産にこだわりました。

完全国産!岐阜県、奥美濃の里のホワイトペレット

私は、岐阜県奥美濃産の杉から作られた国産のホワイトペレットを使っています。

値段は10キロ800円程度です。
こちらの「奥美濃の里、木質ペレット」です。(厳密にはホワイトペレットと木質ペレットは違うらしいですが、ホワイトペレットで統一させていただきます)

国産100%、おまけに接着剤、調合材未使用ということなので、先に述べた誤飲に対しても安心できます。(誤飲はしないが一番ですが…)

値段は10kgで650円とかなり安いです。でも、難点は送料がかかることです。私は、送料節約のため20kgで買いました。

ちなみに、20kgで何か月持つのかというと…
半年、いや、一年くらい使えるかもしれません(笑)

奥美濃産ペレットの使い心地は?

私が奥美濃産ホワイトペレットを使った時に感じた使い心地をご紹介します。

#1.消臭効果は?

最初に袋を開けた時に杉の良い香りが部屋中に漂いました。杉に消臭効果があるのかは不明ですが、袋を開けた瞬間は部屋の空気がきれいになった気がしました。我が家は玄関収納に保管しているのですが、保管して以来、玄関先は杉のとても良い香りがしています。

#2.粉になる具合は?

さて、肝心な猫砂としての使い心地なのですが、ホワイトペレットで一番気になるのが粉になる具合です。

使ってみたところ、粉になる具合はとてもよく、臭いが残ることも今のところありません。

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この写真は、1日分のおしっこを受けたホワイトペレットがすべて粉になって落ちた跡なのですが、これくらい粉になります。私は、ホワイトペレットをトイレに多めに敷くようにしているので多少粉になる量が多いかもしれません。

猫トイレにホワイトペレットを多めに敷くと、すのこを通して下に落ちたおしっこの臭いをホワイトペレットが蓋をしてくれるのでより消臭効果が高まります。ウンチをしたあとも、猫砂が多くあれば猫が必死でウンチを隠してくれるので、ウンチの臭い対策にもなります。

更に、おしっこがすのこに到着する前に多くのペレットに触れるのでトイレ自体も汚れにくくなります。

#3.トイレの処理の簡単さは?

ウンチの処理は、スコップで処理をしないといけませんが、おしっこに関しては1日に1回ペットシートを交換するだけで充分です。

粉が落ち切れず、トイレに残っていることもあるので、ペットシートを交換する前にトイレの猫砂をかき混ぜて粉を下に落としてあげます。そうすることで、表面に残っていたおしっこの付いた猫砂が下に行くので臭いを抑えれるし、トイレに付いた汚れもとってくれます。

このホワイトペレットは香りが強いのか、かき混ぜると新しいペレットが上に出てきてまた木の良い香りが漂ってくれます。

個人的な感想

猫のトイレの臭いが気にならないくらいになれば良いと思っていましたが、ホワイトペレットの効果は思った以上でした。

ウンチに関しては、やはり多少臭うこともあります。でも、一日放置しても家中がウンチの臭いになったりすることは今のところありません。色々と猫砂を試しましたが、間違いなくこれが一番効果があります。

ホワイトペレットのことを初めて知った時は、先に書いたようなセシウム問題もあり、多少不安でした。でも、使ってみて不安はすぐに消えました。

値段に関して言えば、もっと安いホワイトペレットもあったのですが、安全面と値段を考慮すると奥美濃産がベストという結論です。
香りも良いし、粉になる具合も申し分ありません。今のところ他を試そうという気分は全くないです。

トイレの対策を怠ったままで長いこと過ごしていると、その環境に慣れてしまい、自分では臭いに気づかないのにお客さんが来た時に「なんか臭い!」となってしまう可能性もあります。

臭いが気になるのなら早めの対策が一番です。
システムトイレは高いというイメージもありますが、「格安な猫トイレの臭い対策法、これなら長時間の外出後も臭わない!」でもご紹介したように、格安のトイレもあります。

臭い対策で困っているのであれば、ホワイトペレットを試してみてはいかかでしょうか?


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