要注意!猫の放し飼いに潜む大きなデメリットとは?

最近は猫の室内飼いが多くなったとはいえ、まだまだ放し飼いの猫もたくさんいます。猫は自由気ままだから放し飼いにする方が良いという意見もありますが、本当にそうなのでしょうか?

猫を放し飼いにすると、トイレの世話をしなくても良い、爪磨ぎを外でやってくれるので家が傷つかない、外を走り回る事で運動不足が無くなるというメリットがあります。

しかし、そんなメリットがあっても私は猫の放し飼いには反対です。色々と賛否両論ある話なのですが、今回は猫を放し飼いにするデメリットについて書いてみたいと思います。

猫の放し飼いにはメリット以上のデメリットがある

私が猫の放し飼いに反対する理由、それは猫の放し飼いにはメリット以上にデメリットがたくさんあることです。

そのデメリットは、大きく分けて

  1. 近所迷惑に関するもの
  2. 事故や怪我に関するもの
  3. 衛生面に関するもの

があります。

近所迷惑に関するもの

猫を放し飼いにすると近所迷惑になることがたくさんあります。

#1.人様の庭で糞をする

まずは糞です。
放し飼いの猫は外で糞をすることも多くなるので、人様の家で糞をしてしまう可能性があります。

猫は砂に穴を掘って糞をします。駐車場のみで庭が無い家も最近は多いのですが、大きな花壇や畑がある家だとあなたの猫がそこに糞をしてしまう可能性は大いにあります。

放し飼いの猫の糞は特に臭いと言います。あなたも野良猫が自分の家に糞をしていったらイヤですよね。やはり苦情がくる可能性はあるでしょう。

#2.ゴミ捨て場やゴミ箱を荒らす

次に人様の家のゴミ箱やゴミ捨て場のゴミを荒らすことも考えられます。ゴミを荒らされるとカラスも寄ってくるし、ゴキブリなどの害虫も出てくる可能性もあります。

#3.車に乗る

他には放し飼いにすると猫が人様の車に乗ってしまうという問題もあります。冬などの寒い時期は特に黒い車の上は温かいんでしょう。よく野良猫が車に乗っているのを見かけます。私の車も黒色のでなのですが、よく乗られました。
私は猫が好きなので特に気にもしなかったのですが、人によってはトラブルになりかねませんよね。

#4.夜鳴きをする

また、夜鳴きも要注意です。猫も色々な性格の子がいます。頻繁に鳴く子であれば夜に外に散歩に行ってしまうとそこらで鳴いてご近所迷惑になる可能性もあります。

飼い猫の鳴き声はかわいいものですが、外から聞こえてくる野良猫の鳴き声は、例え猫好きでも思った以上に気持ち悪いものです。夜鳴きがひどいと近所迷惑になる可能性が高くなります。

事故や怪我に関するもの

外で猫を放し飼いにすると迷惑なだけでなく、猫自身にも危険がたくさんあります。

#1.交通事故に遭う可能性が高くなる

室内飼いの猫なら交通事故の可能性はゼロですが、放し飼いの猫はその確率が非常に高くなります。

特に夜の交通量が多い道路は危険です。猫は強い光を見ると逃げずに縮こまってしまえ性質があります。猫が道路に飛び出して車を見るとヘッドライトの光のせいで逃げずに縮こまって交通事故になることもあるのです。車の往来が多い街中での放し飼いは特に危険です。

#2.ケンカで怪我をする

また、野良猫が多い地域であればケンカをする可能性もあります。ケンカをして軽いケガをするだけなら良いのですが、野良猫には感染症を持っている子もいます。そんな猫とケンカをすることであなたの猫に感染症が移る可能性もあります。それらの病気は、猫経由であなたの家族にも影響がある可能性があるので注意が必要です。

#3.メスは繁殖に注意

メスの場合は繁殖にも注意が必要です。避妊をしていないと知らない間に子供が生まれる可能性もあります。

猫は一回で数匹の赤ちゃんを産みます。産まれたすべての子を引き取るとなるとあなたの家はどんどん猫屋敷になる可能性もあるのです。もし、そうなれば周りの住民にも迷惑がかかるし、飼育するにも経済的な負担も大きくなってしまいます。

衛生面に関するもの

最後に衛生面の問題です。
猫は肉食です。狩猟本能があるため、外に出れば狩りをして小鳥や小さな虫なども平気で食べるようになるでしょう。それらは菌を持っていることも多く、中には人間にも感染するものもあります。よく聞くのはトキソプラズマですよね。妊婦さんがトキソプラズマになると胎児に影響が出る可能性があるので注意が必要です。

また、そのような雑食の生活をしていると寿命も極端に短くなります。昔は9年生きたら化け猫になると言われていたそうです。これは放し飼いが多く、平均寿命が短かったから言われていたことで、最近は13年くらいはいきるようよです。

せっかく長生きできる環境があるのにわざわざ放し飼いにしてその寿命を短くしてしまうのなんかかわいそうな気がします。

今の時代は放し飼いには向いていない

昔は車の往来がそれほど多くなく、軒下や開けっ放しの玄関を通じて簡単に家の出入りが出来たので猫の放し飼いが当たり前だったのですが、最近は車の往来も多くて危険も多いし、家も防犯上、簡単には入れなくなっているので放し飼いには向いていません。

放し飼いにはメリットもあるのですが、それも裏を返せば他人に迷惑をかける可能性があるものばかりです。そう考えると、今の時代は猫は放し飼いではなく室内飼いの方が猫にとっても安心、安全、快適に過ごせるのではないかと思います。

我が家の猫は、元野良猫だったのですが、家に来て数ヶ月は常に緊張感を感じ、いつも警戒をしているようでした。でも、今は子供みたいに仰向けで大の字になって寝ることがあるくらい安心しきっています。外に出たがることもありません。

あなたがもし放し飼いか室内飼いか迷っているのであれば私は迷わず室内飼いをオススメします。

本来なら外にいる動物なのだから広い世界を知らないとかわいそうという意見もありますが、外の環境を知らなければ怖がって猫も外には出たがりません。余計なトラブルを無くし、健康に長生きをしてもらうためにもそれが猫にとって最良な選択だと思いますよ。

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